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与党過半数割れ「当然の結果」57%「仕方ない」31%

Q12 今回の衆院選における与党過半数割れの結果を受け、あなたはどのような与党の組み合わせを望みますか。
 
 
「立憲を中心とする野党連合」が最多の25.3%となり、次いで「自民、公明、国民による連立政権」「自民、公明による連立政権で、国民が閣外協力」がともに10.0%となった。何らかの形で自公が入る連立政権を望む人は計4割近くを占めた。
クロス集計で支持政党別に見ると、自民では「自民、公明、国民による連立政権」が2割台半ばで最多となり、次いで「自民、公明、国民、維新による連立政権」が2割強で続いた。公明では「自民、公明、国民による連立政権」が5割で最多となった。無党派層は「立憲を中心とする野党連合」が2割台前半でトップだった。
 
 
Q13 あなたが、特別国会を経て誕生する新しい政権に取り組んで欲しい政策はどれですか。(複数回答可)
 
 
上位は「物価高対策」78.6%、「景気や雇用」59.6%、「年金や医療、介護などの社会保障」42.8%、「政治とカネの問題など政治改革」40.6%の順となった。
 
 
Q14 今回の衆院選における与党過半数割れの責任をとって、石破首相は辞任すべきだと思いますか、思いませんか。
 
 
「辞任すべきだと思う」35.1%、「辞任すべきではないと思う」36.5%、「わからない」28.4%となった。クロス集計で支持政党別に見ると、自民は「辞任すべきだと思う」3割台半ば、「辞任すべきではないと思う」4割台後半となり、公明は「辞任すべきだと思う」2割、「辞任すべきではないと思う」4割だった。野党では、「辞任すべきだと思う」のほうが多いケースが目立った。無党派層は「辞任すべきだと思う」「辞任すべきではないと思う」「わからない」がいずれも3割台で評価が分かれた。
 
 
Q15 あなたは、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査を行うために必要な情報を得る機会がありましたか。
 
 
「情報に触れる機会がなく、探そうとも思わなかった」が31.4%と最多で、「報道や公報で情報を得る機会があった」21.7%が続いた。
 
 
Q16 今回の最高裁判所裁判官の国民審査で、あなたが「×」をつけた裁判官はいましたか。
 
 
「いなかった」が55.2%を占めた。
 
 
Q17 あなたは石破内閣を支持しますか。
 
 
「支持する」15.2%(前回10月10日22.7%)、「支持しない」57.1%(同40.6%)となった。
 
 
ご参考: 内閣支持率の推移
 
 
 
Q18 あなたの支持政党を教えてください。
 
 
政党支持率は、自民14.0%(前回10月10日15.6%)、立憲8.0%(5.6%)、維新6.5%(5.3%)、公明1.0%(1.7%)、国民6.7%(3.0%)、共産党1.7%(1.6%)、れいわ新選組3.0%(2.5%)、社民党0.3%(0.1%)、参政党0.8%(0.5%)、日本保守党1.0%(-)その他の政党・政治団体0.2%(0.5%)、支持する政党はない54.3%(58.9%)。
 
 

18歳以上の回答者1000人の属性 --- 性別、年齢、地域、職業、年収


コラム: 衆院選期間中の調査から

今回の衆院選期間中に3回(10月16~17日、21~22日、24~25日)行った意識調査を比較・分析した。衆院選は15日公示―27日投開票で、与党が惨敗し過半数を割った。

比例代表の投票先を尋ねる設問で、立憲民主党は1回目12.4%→2回目12.8%→3回目14.3%と右肩上がりに伸ばした。国民民主党(5.3%→6.3%→7.7%)、れいわ新選組(4.3%→5.0%→5.4%)も伸ばし続けた。この3党はいずれも大幅に議席を増やしており、勢いを裏付けた形だ。

これに対し、自民党は14.7%→15.2%→15.2%と後半は横ばいとなり、日本維新の会は6.7%→6.6%→6.7%と一進一退。自民は大敗し、維新も議席を減らした。なお、公明党は2.6%→2.9%→3.0%と伸ばしたが、議席は後退した。日本保守党は2.0%前後で推移した。

年齢別でみると、すべての調査において、自民や立憲は40代以上かつ年齢が高くなるほど投票の割合が多かった一方で、国民は20代や30代が相対的に多かった。


衆院選の結果として望ましい与野党の勢力構成を問う設問では「現在の連立与党が過半数を維持する」が22.4%→22.2%→19.6%と減り続け、特に自民失速が伝えられた後半に落ち込み幅が広がった。これに対し「野党が過半数を獲得する」は22.9%→22.4%→23.6%と後半に伸びた。「与野党が拮抗する」も、31.4%→32.0%→33.3%と後半に上げ幅を拡大している。


調査はYahoo!クラウドソーシングを利用してインターネット上で行い、アンケート形式で各回とも、全国の18歳以上の男女1万人が回答した。


クロス集計を含む調査結果の詳細(PDFファイル)はこちら。

調査期間: 2024年10月29日と30日
調査対象や人数: 全国の18歳以上の男女1000人
調査方法: インターネット上でのアンケート
注: 本調査は「Yahoo!クラウドソーシング」(https://crowdsourcing.yahoo.co.jp/)を活用しています。
属性等を指定することなく広く一般的に回答を集めたものです。

お問い合わせ先
紀尾井町戦略研究所 広報担当
Mail: info@ksi-corp.jp  Tel: 03 6824 1715

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[KSI Web調査] 与党過半数割れ「当然の結果」57%「仕方ない」31%(紀尾井町戦略研究所)
https://ksi-corp.jp/topics/survey/2024/web-research-77.html

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