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20代の最新情報入手は「紙の新聞から」1割台

調査結果のグラフ一覧

Q1 あなたが使っているインターネットのサービスやスマートフォンのアプリを教えてください。(複数回答可)
 
 
「検索」が78.3%(2024年4月18日調査80.5%)で最多となり、以下は「メール」74.5%(75.8%)、「ニュース」72.5%(77.8%)の順となった。ニュース、メールと答えた人を年代別に見ると、いずれも、おおよそ年代が上がるほど増える傾向が見て取れた。
 
 
Q2 あなたが持っているデジタル機器を教えてください。(複数回答可)
 
 
上位は「スマートフォン」96.9%(24年4月18日調査95.9%)、「テレビ」63.3%(59.4%)、「ノートパソコン」54.5%(55.4%)の順となった。テレビと答えた人を年代別に見ると、30代以上の層ではいずれも6割台だったが、10、20代は4割台だった。
 
 
Q3 あなたはニュースなどの最新情報を何から得ていますか。(複数回答可)
 
 
「インターネットのポータルサイト」77.4%(24年4月18日調査80.8%)が最多で、「テレビ」71.5%(73.0%)、「紙の新聞」34.5%(同調査では同一の選択肢なし)、「YouTubeなどの動画配信」31.7%(32.0%)、「XやインスタグラムなどのSNS」28.0%(同一の選択肢なし)と続いた。

回答を年代別に見ると、インターネットのポータルサイトとした人は、20代は4割台にとどまったのに対し、他の年代はいずれも6割を超えた。テレビ、紙の新聞とした人は、いずれも全般的に見て年代が上がるにつれ増える傾向があった。紙の新聞とした人は20代では1割台にとどまった。20代に限定して見ると、上位3位はテレビ、インターネットのポータルサイト、XやインスタグラムなどのSNSの順でいずれも4割台と拮抗した。支持政党別に見ると、国民民主党はテレビが5割台と目立って低く、逆にYouTubeなどの動画配信が5割台、SNSが4割台と飛び抜けて高い特徴があった。
 
 
Q4 あなたは、インターネットに掲載もしくはSNSに投稿される文章、ニュース、写真、動画などの内容の真偽について、どこまで注意を払っていますか。
 
 
「ある程度注意を払っている」61.9%(24年4月18日調査61.1%)がトップとなり、「あまり注意を払っていない」16.7%(18.0%)、「いつも注意を払っている」16.6%(16.4%)と続いた。
 
 
Q5 あなたは偽情報や誤情報にだまされない自信がありますか。
 
 
「自信がない」6.8%(24年4月18日調査8.0%)「あまり自信がない」41.4%(41.7%)、「自信がある」5.8%(4.7%)、「ある程度自信がある」37.9%(37.0%)などとなった。
 
 
Q6 あなたは、偽情報や誤情報にだまされたり、後で間違った情報だと気が付いたことはありましたか。
 
 
「あった」38.7%(24年4月18日調査26.4%)、「なかった」33.8%(47.2%)、「わからない」27.5%(26.4%)だった。
 
 
Q7 昨年の兵庫県知事選において、SNSで候補者に関する真偽不明の情報や誹謗(ひぼう)中傷が拡散されたとの指摘があることなどを受け、選挙中におけるSNSの利用の在り方が議論になっています。あなたは選挙中におけるSNSの利用を規制すべきだと思いますか、思いませんか。
 
 
「規制すべきだと思う」「ある程度規制すべきだと思う」が計75.7%に達した。「規制すべきだと思う」と答えた人を年代別に見ると、全体的に年代が上がるほど増える傾向があった。支持政党別に見ると、自由民主党と立憲民主党、公明党、れいわ新選組が3割台だったのに対し、日本維新の会、国民民主党、日本共産党、「支持する政党はない」とする無党派層が2割台だった。
 
 
Q8 SNS上の偽情報対策に関し、石破首相は、1月28日の参議院における代表質問において、「表現の自由に配慮しながら、どのような情報を流通させることが違法かを明確化したガイドラインを早期に策定する」と答弁しました。あなたは政府のこの対応を妥当だと思いますか、思いませんか。
 
 
「どちらかといえば妥当だと思う」「妥当だと思う」が計63.1%に上った。
 
 
Q9 あなたが信頼できると思うメディアを教えてください。(複数回答可)
 
 
上位は「新聞」40.3%、「テレビ」35.7%、「インターネットのポータルサイト」14.4%の順となった。「信頼できるメディアはない」は36.8%だった。
新聞と答えた人を年代別に見ると、20、30代は2割台だったのに対し、70代以上は6割を超えた。SNSと答えた人は全体では5.1%に過ぎなかったものの、支持政党別に見てみると、国民民主、公明、れいわ、保守の各支持層で1割台に乗ったが、他は一桁かゼロにとどまった。また、支持政党別で国民民主支持層に限って見ると、「インターネットのポータルサイト」と答えた人がトップで2割台後半に達し、新聞とした人は2割台前半で2位だった。
 
 
Q10 米国IT大手のメタは、SNSのフェイスブックなどで行ってきたファクトチェック(第三者機関による投稿内容の事実確認)を米国で廃止し、Xのような利用者同士が指摘し合う「コミュニティーノート」と呼ばれる機能を導入する予定です。あなたはこの機能で偽情報対策は進むと思いますか、思いませんか。
 
 
「進むと思う」「ある程度進むと思う」が計37.8%だったのに対し、「進まないと思う」「あまり進まないと思う」が計43.8%を占めた。
 
 
Q11 オーストラリアをはじめ諸外国では子どものSNS利用を規制する動きがあります。あなたは日本における子どものSNS利用について、例えば利用禁止措置や、閲覧は可能だが投稿を禁止するといった規制が必要だと思いますか、思いませんか。
 
 
「禁止する必要はないが、何らかの規制は必要だと思う」が64.5%に上った。
 
 
Q12 あなたは、OpenAIの「ChatGPT」やGoogleの「Gemini」など、生成AIと呼ばれるサービスをどれくらいの頻度で使っていますか。
 
 
「まったく使っていない」が63.1%(24年4月18日調査68.2%)に上った。
 
 
Q13 あなたは生成AIと呼ばれるサービスをどのような場面で使っていますか。(複数回答可)
 
 
「利用していない」が62.7%を占めたが、それを除くと「文章の作成」20.6%、「自動翻訳・外国語学習」10.8%、「長文の要約」9.8%の順となった。
 
 
Q14 今夏に行われる参議院選挙の比例代表で、あなたが投票したい政党、投票したい候補者が所属する政党はどこですか。
 
 
自民13.3%(前回25年1月14日調査13.5%)、国民民主9.2%(14.3%)、立憲7.8%(8.5%)、維新5.4%(5.2%)だった。未定が41.1%あった。前回25年1月14日調査では国民民主が自民を上回ったが、今回は自民が抜き返した。
 
 
ご参考:参院選の比例代表の投票先推移
 
 
 
Q15 あなたは石破内閣を支持しますか。(内閣支持率の推移)
 
 
「支持する」17.8%(前回25年1月14日調査16.5%)、「支持しない」57.4%(61.3%)だった。
 
 
Q16 あなたの支持政党を教えてください。(政党支持率の推移)
 
 
自民15.2%(前回25年1月14日調査16.1%)、立憲7.4%(7.1%)、国民民主7.2%(9.6%)、維新5.1%(4.8%)、れいわ3.3%(2.1%)、公明1.9%(1.4%)、共産1.1%(1.9%)、保守0.9%(1.0%)、参政党0.4%(0.4%)、その他の政党・政治団体0.4%(0.5%)、社民党0.2%(0.2%)、支持する政党はない50.9%(51.2%)。
 
 

18歳以上の回答者1000人の属性 --- 性別、年齢別、地域別、職業別、年収別



クロス集計を含む調査結果の詳細(PDFファイル)はこちら。

調査期間: 2025年1月29日
調査対象や人数: 全国の18歳以上の男女1000人
調査方法: インターネット上でのアンケート
注: 本調査は「Yahoo!クラウドソーシング」(https://crowdsourcing.yahoo.co.jp/)を活用しています。
属性等を指定することなく広く一般的に回答を集めたものです。

お問い合わせ先
紀尾井町戦略研究所 広報担当
Mail: info@ksi-corp.jp  Tel: 03 6824 1715

資料やデータの使用、掲載について
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[オンライン調査] 20代の最新情報入手は「紙の新聞から」1割台 (紀尾井町戦略研究所)
https://ksi-corp.jp/topics/survey/2025/web-research-82.html

過去の調査

フェイクニュースにだまされない自信ある41%、ない49%(2024年4月23日)
「フェイクニュースに注意している」は7割台、5割近くは「見分ける自信ない」(2022年6月14日)

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