2024年度予算が成立し、後半国会では政治資金規正法や子ども・子育て支援法の改正、セキュリティ・クリアランス(適性評価)制度の創設など、国民生活に大きな影響を与える法案の審議が行われます。国会に関する第3回の意識調査を、3月28日に全国の18歳以上の男女1,000人にオンラインで実施しました。
2024年10月4日追記
石破新内閣の支持率や9月27日投開票の衆院選に関する調査を公開しました。
・石破内閣を支持24%、不支持34%、わからない41%
望ましい衆院選の結果「与野党拮抗」35%、期待できる1位石破首相、2位林官房長官
次期衆院選で国会勢力「与野党逆転する」10%「しない」59%
- 次期首相1位石破氏、2位上川氏、3位高市氏、4位河野氏 -
[KSI Web調査] 国会に関する意識調査(第3回)
調査結果サマリ | 調査結果のグラフ一覧 | クロス集計を含む調査結果の詳細
国会での議論に興味、関心がわくときを複数回答で聞くと「自分が関心のある法案や案件が審議されているとき」56.9%(前回2023年3月24日調査52.9%)が最多で、「予算案、報道や世間などで重要とされる法案や案件が審議されているとき」49.3%(前回40.6%)、「首相や閣僚、官僚などのスキャンダルや不祥事が取り上げられているとき」30.4%(前回20.7%)と続いた。
岸田首相や旧安倍派幹部が政治倫理審査会に出席し、自民党派閥の裏金事件について説明、質疑が行われたことに関し、説明責任が果たされていないと思う人は84.3%に達した。国会議員が政治倫理審査会で説明したり、予算委員会で証人喚問、参考人招致を受けたりする際、いつも音声と映像をともに公開すべきだと思う人は78.1%だった。野党が重要政策や政府与党の不祥事を「あまり効果的に追及していない」「まったく効果的に追及していない」と思う人が計70.9%に上った。
国による身辺調査で信頼できると認定した人だけが「重要経済安保情報」を取り扱える「セキュリティ・クリアランス」(適性評価)制度の導入を盛り込んだ重要経済安保情報保護法案については、議論を続けるべきだが成立を急ぐ必要はないとする人が45.4%を占め、今国会で成立させるべきだとした人は25.4%だった。
国会議員の定数を現行より「減らすべきだと思う」は70.1%に達した。4月の衆院小選挙区東京15区、島根1区、長崎3区の補欠選挙は「与党支援候補者が2勝、野党支援候補者が1勝」すると予測する人が20.9%と最多で、「野党支援候補者が2勝、与党支援候補者が1勝」が18.1%と続いた。
次期衆院選で与野党の勢力が「逆転しないと思う」人は56.1%だったのに対し、「逆転すると思う」は10.0%。次期衆院選の時期は「1日でも早く」22.7%がトップとなり、次いで「通常国会の終わる6月末まで」15.2%だった。
首相にふさわしいと思う自民党国会議員は石破茂元幹事長が12.7%で1位となり、以下は上川陽子外相8.8%、高市早苗経済安全保障担当相7.6%、河野太郎デジタル相6.2%と続いた。自民党支持層に限って見ると、上位は岸田首相23.1%、石破元幹事長14.3%、高市経済安保担当相12.9%、河野デジタル相10.9%の順となり、全体では2位の上川外相は6.1%だった。
※今回の調査結果には、性別や年齢別、職業や業種や会社の規模別、年収別、内閣支持度別、支持政党などのクロス集計もありますので、ご関心のある方は調査結果の詳細(PDFファイル)もご覧ください。
KSI Web調査とは
新産業に挑戦する企業に対して政策活動やリスクマネジメントのサポートなど、パブリックアフェアーズ領域で総合的なコンサルティングを行う紀尾井町戦略研究所株式会社(KSI、本社:東京都港区、代表取締役社長:別所 直哉)は、月に2回程度、時事関係のトピックを中心としたWeb調査を、全国の18歳以上の男女1,000人に行っています。
調査方法、資料やデータの使用、取材や掲載、放映などのお問い合わせは、本ページの最後をご覧ください。
Q1からQ7: 回答者の属性 -- 性別、年齢、地域、職業、業種、会社の規模、年収
調査期間: 2024年3月28日
調査対象や人数: 全国の18歳以上の男女1,000人
調査方法: インターネット上でのアンケート
注: 本調査は「Yahoo!クラウドソーシング」(https://crowdsourcing.yahoo.co.jp/)を活用しています。
属性等を指定することなく広く一般的に回答を集めたものです。お問い合わせ先
紀尾井町戦略研究所 広報担当
Mail: info@ksi-corp.jp Tel: 03 6824 1715資料やデータの使用、掲載について
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[KSI Web調査] 次期衆院選で国会勢力「与野党逆転する」10%「しない」59%(紀尾井町戦略研究所)
https://ksi-corp.jp/topics/survey/2024/web-research-66.html
・内閣不信任案「会期末恒例のようで不必要」27%「意義ある」17%(2023年6月14日)
https://ksi-corp.jp/topics/survey/2023/web-research-53.html
・国会の議論「不祥事追及は予算委ではなく別の場で」56%(2023年4月11日)
https://ksi-corp.jp/topics/survey/2023/web-research-50.html
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